Teacher Interview 07
音楽講師
小川聡子/SATOKO OGAWA
①私の自慢
『思い浮かばず娘に聞いたところ、『可愛い子供がいる、でいいやん。』と言われました。笑 という事で、4月からは大中小(大学中学小学生)の母になる事で、家では相当な肝っ玉母さんなところです。1番下の子が2歳で保育園待機児童だった頃は、片道2時間かけて職場近くの託児所まで連れて行く毎日でした。それはそれは地獄でした。(笑)』
②先生ご自身の幼少期をお聞かせください。
『生まれつき目が悪く光に弱い為、外ではほぼ何も見えず、避けきれないボールをよく顔面に受けたりと、鈍臭い子供でした(笑) 外遊びも大好きだけど、その見えない恐怖から苦手意識が芽生え、スポーツは観る専門へと変わりました。笑 でも私にはピアノがある!とピアノだけは辞める事なく(あまり練習する子ではありませんでしたが…)、いつでもどこでも聞かれれば答えていた将来の夢「ピアノのせんせい」になりました。 目が見えにくい分、耳の感覚に頼って生活していた事が、今こうして音楽の仕事に携わる事に繋がったのかなと思う事があります。』
③先生にとって Pit教育の魅力はどんなところでしょうか?
『幼少期に大切な「できた!」という成功体験を大切に、やり抜く力を育むノウハウがたくさん詰まっているところです。運動と音楽を融合した刺激いっぱいのレッスンについて、常に先生方が考え勉強されているところは実に魅力的です』
④Pitレッスンでこだわっていること、大切にしていることは何でしょうか?
『生の声、生の音を聴かせる事にこだわっています。様々な音に合わせて自由に表現させる時間と、耳を澄ませて音のしっぽ(消えていく瞬間)まで集中するなど、音の空間での緊張と弛緩を感じるとともに、日常生活においてもメリハリがつけられるようなスイッチの切り替えを意識的に行っています』
⑤Pitの子ども達にどんな大人になって欲しいですか?
『お友達の幸せを自分も幸せ♪と自然に思える豊かな感受性や、苦手意識の概念を取り払えるようなポジティブさ、自分で決めた事は最後までやり抜く心を持った大人になってほしいです』
⑥Pitスクールで心に残ったエピソードがあれば教えてください。
『初めてpitに伺った日、お辞めになる先生へのサプライズで先生と子供たちが全員集合し、感謝を伝える場面… ほんの10分ほどの出来事でしたが、その皆さんのキラキラした笑顔と、色鮮やかに輝いた空間、感覚が忘れられません。 pitに関わる皆さんの素晴らしいお人柄が一瞬で感じ取れるほどの、素敵なひとときでした』
⑦(人生において)先生のこれからの目標は何ですか?
『昨年私はガラッと環境を変え、自由に音楽と向き合い自分で創り出せる喜びを求め、動き始めました。 そしてpitとのご縁を頂けた事に心から感謝致します。 3人の子育てを通して得たものも糧の一つとして、乳幼児期から大人までのより良い音楽指導の研究はもちろんの事、出会えた生徒さんとの別れが来ても、その先もずっと繋がっていられる関係の講師であり続けたいと思っています。 また、音楽サロンを立ち上げ音楽家が気軽に演奏できる場をサポートしたいなど、目の前の目標はたくさんありますが、人生においては、どんな時でも笑って過ごせる大きな心を保つ事が最大の目標です』
⑧ズバリ!先生にとってヒーローは?
『どんな時でも味方でいてくれる父親と母親です。私が挫折しそうになった時、「そんな事で志を捨てるような娘に育てた覚えはないぞ」と優しく背中を押してくれた、普段は仕事人間の父、宮崎の田舎から出た事のなかった母は転勤族の夫に寄り添い、関東の見知らぬ地でほぼワンオペ育児に苦労していたはずですが、1度も私や兄に夫婦喧嘩を見せる事なく仲睦まじいお父さんお母さんの姿を見せてくれた忍耐強さには感服します(笑)』
⑨座右の銘があればお願いします!
『座右の銘ではないですが、今青春真っ只中の長男長女の熱い姿を見て応援して一緒に感動して、毎年の抱負を「青春に便乗」と言い放っています。(笑)』
<Profile>
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業
全日本ピアノ指導者協会 正会員
リトミック指導資格 上級取得
ピアノ指導歴25年
ピアノソルフェージュ、ピアノ導入期におけるリトミック、
また幼稚園でのリトミック指導を担当